呉服屋の若旦那に恋しました




もうとっくにあなたは、私の特別な人だった。

それがいつからだったかは、もう昔過ぎてよく思い出せない。

少なくとも、あの写真であなたと手を繋いでいた私は、既に今と同じ気持ちだっただろう。



答えは先に出ていても、途中式がどうも複雑すぎたのだ。


でも、答えが当たっていればそれでいいのだと、そういう時もあると、


どうして今まで、そう思えなかったのだろう。





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