Blood Lovers
「あーおーい!
あんたいつまで寝てるのよ!」
「ひゃあっ!
………って、あれ、麻衣?」
「何してんの?
首、寝違えたわけ?」
えっと…
もう、朝?
「良いからもう準備しなさい。
初日から遅刻なんて嫌よ」
「うん~。…わっ!」
ベッドから立ち上がると、よろけてしまった。
「ちょっと、貧血?
大丈夫なの?」
「あー…うん」
貧血…?
貧血…!!!
「もうっ
わたし先に食堂行ってるからね!
早く着替えて来なさいよ」
麻衣が部屋を出て行った後、わたしはすぐにあることを確かめた。