とある人魚の恋物語



2つの意味で胸がぎゅーっと締め付けられる。

真っ直ぐ捉える彼の瞳から目が離せない。



次第に彼の顔が近づいてきて……



唇が重なった。



お互いに…求め合う。



止まらない……止められない……



「あっ……やっ……」



胸元の貝殻を彼に取られる。
でも、夢中になるのはその貝殻の方だった。



「綺麗だな。記念に、これくれよ……」



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