もう、恋なんてしないなんて言わない
家に帰ると私はすぐにお風呂に入った。
「凜ちゃん!帰ってきたの?ねぇ!?ただいまも言わないでどうしたの!?」
大好きなママが心配してくれてる。でも、今は大好きなママでも無視をすることしかできない。ごめんねママ。
私は、まず顔を洗った。
「あれは現実!あんな人直ぐに忘れちゃうよ!今はまた新しい恋人探し♪」
私は、自分が立ち直れるまで顔を洗った。
頭も洗い体も全て洗い湯船につかった。
その時の湯船は寒く感じた。

私は、新しい下着を着て新しい気持ちになろうとした。だけどなかなか忘れられない。でも、そんなのわかってる。あんだけ長続きした恋人だったんだもん。
でも、もう悲しくなかった。
そんなとき、

プルルルル

電話がなった。

春山ゆう

え…なんだろう。今頑張って忘れようとしてたのに。こんなときにいったいなんなの。
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