もう、恋なんてしないなんて言わない

あれから私は学校には間に合うことができた。
そのかわり、髪はぐちゃぐちゃで汗はかいてるし不潔な女の子丸出し。
「おはよー！凜華！」
「おはよ…。愛奈瀬。」
この子は私のクラスで一番仲がいいこ。
「どした？そんなに暗くなっちゃって！？いつもの凜華はもっとうるさくて笑顔がキラッキラでしょー！」
「あのね、愛奈瀬だから言うけど実はね…」

「えっ！？そういうことがあったの！？そういうのってドラマだけじゃないんだね。かわいそう。凜華。思ったんだけど、夏帆っていうこうちの学校にいるよね！？髪の毛をいつもアレンジしてて、肌が白くていかにも優しそうな顔のこでしょ？夏帆っていうこはそういうこなんだね。最低だね。」
私は、真剣に答えてくれる愛奈瀬の事が本当に大好きで、でもまた裏切られるんじゃないかとも思ったりして。私は、最近友達とあまりからまなくなってきた。だって、また裏切られたら私はもう壊れてしまうよ。それだけ裏切られたときの気持ちをもう2度とあじわいたくないからなんだと思う。
私は、半信半疑で聞いた。
「愛奈瀬は裏切らないよね？」
そしたら愛奈瀬は笑顔で
「当たり前じゃん！だって、親友の事なんて裏切ることできないよ！うち、凜華のことだーい好きだもん♪」
と言ってくれた。