もう、恋なんてしないなんて言わない
私はあの日から愛奈瀬と一緒に行くようになった。その日から本当に楽しくて。
「凜華ーおはよー!」
「おはよー!愛奈瀬!あっ、髪の毛切ったでしょ!バッサリいったね!」
「切りすぎたかな?まあ、ロングだったからね。違和感あるでしょ。」
「そんなことないよ!愛奈瀬はロングもショートもどっちも似合うからさー」
「マヂ!?ありがとー凜華♪」
そんな会話をしていたら
♪―♪―♪♪―
「夏帆。」
「どした?」
「えっ、夏帆からメールが来た。」
凜華。私はあなたのせいで今クラスでいじめられています。あなたはあの日の出来事を言いふらしたのですか?どうしてくれますか。私の人生どうしてくれますか。
ゆうもあなたにたいして怒りを覚えてます。
今日、うちに来てください。さようなら。
夏帆
「ねぇ。怖いよ。愛奈瀬どうしよう。」
「凜華。でも、冷静に考えてみれば凜華は言いふらしてないし、もとはあっちが悪いんじゃん。だから、せめられても凜華は悪くない。」
「そうだよね。ありがとう。愛奈瀬。今日、放課後行ってくるよ。」
「うん。力になれたかわからないけど頑張ってね。」
「うん。」
学校では授業なんかより放課後のことしか考えられなかった。だから、数学の方程式がわからなかった。
そして。
「ふーー。」
私は夏帆の家のドアの前にいた。
ピンポーン
ガチャ
「凜華。あがって。」
「ううん。私あがらない。用があるならここで話して。私、用事があるから。」
「あっそ。わかった。あのさ、あんたが言ったの?私が今いじめの標的になってるの。ほら見てよこのアザ!」
夏帆の足には数ヶ所アザがあった。
私は口を押さえてしまった。
「えっ。」
とうとう夏帆の怒りは頂点まできてしまった。
「お前のせいでこうなったんだよ。ふざけんなよ!ねぇ!ゆうくん!こいつどうしよう。」
後ろからゆうが。いいえ春山という男の人が来た。
「おい。どうしてくれんだよ。調子のんじゃねーよ。」
調子のってんのはどっちだよ。
「お前のせいで夏帆が。夏帆がボロボロになってんだよ。体も心も。」
「どっちのせいよ。一方的にこっちのせいにすんじゃねーよ!」
「おっお前!開き直ってんじゃねーよ!」
「は?ふざけんなよ!もとはおめーらが悪いんだろ!夏帆が嘘をつくのが悪いんだろ!どっちの方が傷ついたと思ってんだよ!バカ!」
「そろそろマヂキレるぞ。」
「キレればいいじゃない。だって私は悪くないから。」
「お前。何なんだよ!」
春山は部屋に戻り、何かを取り出してきた。それを私の目の前で地面にたたきつけた。
「それは。それは私があげたプラモデル。」
「そうだよ。おめーがくれたんだよ。でも、もういらねぇ。」
そのプラモデルは私が頑張ってバイトでもらった初めてのお給料で買ったものだった。
私は悔しくて悲しくて。なぜ私だけがこんな苦しいことをあじわわなくちゃいけないの?
私は泣いた。そして握りこぶしに力を入れた。
そして
「おめーらみたいな人間を信じた私が悪かったよ!このくずやろーども!」
私はそう言って泣きながら帰った。
その日から恋なんてしないと誓った。
「凜華ーおはよー!」
「おはよー!愛奈瀬!あっ、髪の毛切ったでしょ!バッサリいったね!」
「切りすぎたかな?まあ、ロングだったからね。違和感あるでしょ。」
「そんなことないよ!愛奈瀬はロングもショートもどっちも似合うからさー」
「マヂ!?ありがとー凜華♪」
そんな会話をしていたら
♪―♪―♪♪―
「夏帆。」
「どした?」
「えっ、夏帆からメールが来た。」
凜華。私はあなたのせいで今クラスでいじめられています。あなたはあの日の出来事を言いふらしたのですか?どうしてくれますか。私の人生どうしてくれますか。
ゆうもあなたにたいして怒りを覚えてます。
今日、うちに来てください。さようなら。
夏帆
「ねぇ。怖いよ。愛奈瀬どうしよう。」
「凜華。でも、冷静に考えてみれば凜華は言いふらしてないし、もとはあっちが悪いんじゃん。だから、せめられても凜華は悪くない。」
「そうだよね。ありがとう。愛奈瀬。今日、放課後行ってくるよ。」
「うん。力になれたかわからないけど頑張ってね。」
「うん。」
学校では授業なんかより放課後のことしか考えられなかった。だから、数学の方程式がわからなかった。
そして。
「ふーー。」
私は夏帆の家のドアの前にいた。
ピンポーン
ガチャ
「凜華。あがって。」
「ううん。私あがらない。用があるならここで話して。私、用事があるから。」
「あっそ。わかった。あのさ、あんたが言ったの?私が今いじめの標的になってるの。ほら見てよこのアザ!」
夏帆の足には数ヶ所アザがあった。
私は口を押さえてしまった。
「えっ。」
とうとう夏帆の怒りは頂点まできてしまった。
「お前のせいでこうなったんだよ。ふざけんなよ!ねぇ!ゆうくん!こいつどうしよう。」
後ろからゆうが。いいえ春山という男の人が来た。
「おい。どうしてくれんだよ。調子のんじゃねーよ。」
調子のってんのはどっちだよ。
「お前のせいで夏帆が。夏帆がボロボロになってんだよ。体も心も。」
「どっちのせいよ。一方的にこっちのせいにすんじゃねーよ!」
「おっお前!開き直ってんじゃねーよ!」
「は?ふざけんなよ!もとはおめーらが悪いんだろ!夏帆が嘘をつくのが悪いんだろ!どっちの方が傷ついたと思ってんだよ!バカ!」
「そろそろマヂキレるぞ。」
「キレればいいじゃない。だって私は悪くないから。」
「お前。何なんだよ!」
春山は部屋に戻り、何かを取り出してきた。それを私の目の前で地面にたたきつけた。
「それは。それは私があげたプラモデル。」
「そうだよ。おめーがくれたんだよ。でも、もういらねぇ。」
そのプラモデルは私が頑張ってバイトでもらった初めてのお給料で買ったものだった。
私は悔しくて悲しくて。なぜ私だけがこんな苦しいことをあじわわなくちゃいけないの?
私は泣いた。そして握りこぶしに力を入れた。
そして
「おめーらみたいな人間を信じた私が悪かったよ!このくずやろーども!」
私はそう言って泣きながら帰った。
その日から恋なんてしないと誓った。