もう、恋なんてしないなんて言わない
「違うんです。先輩が悪いんじゃないんです。」
「えっ、じゃあ何で」
私はすべてを話した。そしたら
「いっつも笑顔の凜華にそんなことがあったのか。春山って人と夏帆って人とひどいな。俺だったらもっと殴っちゃうけど凜華は優しいから我慢しちゃうんだな。おまえは優しいな。そんな凜華のことが好きなんだけどな。」

えっ、今何て言った?

「えっ、?」
「あっ、ごめん。うわー最悪ー。」
「先輩。」
「ちゃんといった方がいいよな。凜華俺はお前のことが好きだ。これは嘘じゃないさっきのエピソード聞いてお前をもっと誰よりも守りたいと思った。だから、俺と付き合ってください。」
私は状況が読み込めなかった。
「好きだ凜華。」
私はその時状況が読み込めた。
顔が赤くなってしまった。
「考えさせてください。」
私はまだあのようになったらやだから考える時間が欲しかった。
「わかった。さっきの話を聞いても今すぐハイなんて言えねーよな?大丈夫。ゆっくり考えてくれ。」
「すいません。」
「じゃあまた明日な。」
「さようなら。」
先輩の後ろ姿がキラキラして見えた。
私は家に帰るとすぐにお風呂に入って、ベッドにねっころがった。
私は先輩のことが嫌いじゃないし、付き合ってもいいけど、でも裏切られないかな?大丈夫かなそれが心配で心配で、
考えているうちに寝てしまった。
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