続・危険なアイツと同居生活
大学祭の準備は順調に進んでいた。
ハルのミスターコンテストのプロモーションに、焼きそば店の準備。
蒼はハルとともに毎日駆け回っていた。
ただ、順調に進んでいないこと……
それは、あたしのギターだ。
ようやくコードが弾けるようになったが、曲の速さについていけない。
思いのほかリズムが難しい。
そして、サビのギターソロなんて出来る心地もしなかった。
蒼は上達が速いよなんて言ってくれるが、
蒼がお手本に弾いたりすると、あまりの違いに愕然とした。