続・危険なアイツと同居生活





「あれ?唯ちゃんは?」




蒼がケンに聞き、




「俺に聞くな、ボケ」




ケンがぶっきらぼうに答える。




「けち」







そんなやり取りを、あたしは隠れて聞いていた。




ドキドキドキドキ……



何でこんなところに来るの?

いや、わざと来てるんだ。

何だか恥ずかしいよ、あたしの働いているところを見られるの。





このまま隠れてやり過ごそうとした。

だけど、そう簡単にはいかない。




< 143 / 781 >

この作品をシェア

pagetop