続・危険なアイツと同居生活
それから、蒼たちは机にプリントを広げ、学園祭について色々と話をしていた。
ハルに言わせれば極秘事項らしい。
だから、大学内で相談するわけにはいかないと。
それで、なんであたしのバイト先なの?
そんな言葉が口から出そうになったが、必死でこらえた。
三人は飲み物を飲みながら……
蒼に至っては、甘すぎると評判のバナナミルクスムージーを飲みながら、わいわいと騒いでいて。
周りの客はうるさすぎて蒼に気付き指をさしたりしていた。
だが、当の蒼はそんなことなんて全く気にしていない様子で。
「焼きそば!
どう分担する?」
「ハルが店長でしょ?
俺、卵割る係がいい」
「はぁ?蒼、てめぇ卵割るだけかよ!?」
聞いているこっちが恥ずかしくなるような、いつものおちゃらけ話が延々と続いていた。