続・危険なアイツと同居生活
学食の前のベンチ。
確かにそこに置き忘れたのに、そこにチケットはもうなかった。
「朝イチで並んで買ったのに……」
あの努力も水の泡だ。
「仕方ない。
今日は外でおこぼれの音でも聞こっ」
蒼に頼み込むつもりはない。
当日となっても、蒼の力でどこかにねじ込んでくれるかもしれないけど……
でも、ここは公平に。
蒼に負担をかけたくないし、これ以上蒼に頼るのも申し訳ない。
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