続・危険なアイツと同居生活
とある焼肉店。
美味しそうな匂いが店内に充満していた。
あたしたちは、焼きそば店の救世主、賢一とも合流し、そこで高級牛肉をたくさん食べた。
滅多に食べられないような霜降り肉は口の中でとろけて。
ほっぺが緩んでしまう美味しさだった。
そんな焼肉店でも男性陣は騒がしい。
賢一を入れて、さらにヒートアップする。
「マジでびびったよなぁ!
蒼、すっごい緊張してて」
涙を流して笑うハル。
「おかげで緊張しなくて済んだよ」
「もう!うっさいなぁ!!」
ぷいっと横を向く蒼。
そして沸き起こる笑い。
「蒼の緊張はお家芸だからな」
賢一は大笑いし、新しい牛肉をどさっと放りこんだ。