続・危険なアイツと同居生活




「それに、やっぱり嬉しいじゃん。

大好きな人の活躍見るの」



「唯……」




芽衣は泣きそうな顔であたしを見た。

あたしは、そんな芽衣にとびきりのスマイルを向ける。




大丈夫だよ、芽衣。

自分に劣等感を感じても、相手が比較にならないほどのスターでも、自分を選んでくれたことは真実だから。

だから、あたしは全力で応援しているよ。

あたしを糧に、蒼がもっと輝けるように。






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