続・危険なアイツと同居生活
「蒼!俺にも肉くれよ!!」
「ダメっ!
ミスターは、これから写真撮影とかイベントとか忙しいんでしょ?」
にやにや笑う蒼。
そんな蒼から、
「お前に言われたくねーよ!」
ハルはムキになって肉を取り上げる。
そんなやり取りを、あたしは笑いながら見ていた。
「芽衣、きっと大丈夫だよ。
蒼もハルも、似たもの同士だから」
「うん」
ハルを見つめる芽衣の瞳からは、すでに不安がなくなっていた。
このイベントを通して、芽衣とハルの絆が深まりますように。
お互いを糧にして、お互いが成長できますように。