続・危険なアイツと同居生活
プライベートまで関わるつもりはない。
俺のこと、酙としか思っていないのに。
だけど……
この前、蒼の学祭の姿を見たら、無性に羨ましく思った。
ありのままの姿で友達に囲まれる蒼。
ライブでもザキ氏とか叫ばれたりして。
俺も蒼みたいに馴染めたら……
でも、今さら無理だよね。
そんなことを考えつつ、重い一歩を踏み出した。
「仕方ないな。他の奴を……」
彼がそう言った時……
「はいはいはいはい!!」
聞き覚えのある声、だけど、ここで聞くはずのない声がした。