続・危険なアイツと同居生活
俺は青ざめて後ろを向いていた。
俺を呼び止めた彼も、後ろを向いていた。
クラス全員が彼に注目していた。
そんなこと、彼は気にもせず、満面の笑みを浮かべ手を上げている。
「俺、バスケする!!
高校の時、副キャプテンしてたし!!」
「はぁ!?」
思わず顔を歪めた。
だって……
彼がここにいるのは、明らかにおかしいから。
「おい!蒼!!」
俺は蒼の手を引き、教室の隅に連れて行く。
「何してんの?
こんなところで!!」