続・危険なアイツと同居生活







ベチャッ……






不意に嫌な感触がした。

そして、スカートから冷たいものが染みてきた。

思わず下を見たあたしは……




「!?」




言葉を失っていた。





酷いよ。

何でこんなことを?






あたしの白いスカート。

そこには溶けかけたチョコアイスがべったりとくっ付いていて。

ぽたぽたと茶色い雫が滴り落ちていた。




「唯ちゃん?」




蒼はあたしのスカートを見て、息を呑んだ。




「キャハハハハ」




高い笑い声が響く。




「何あれ、ダサっ」




その二人組はあたしを見て楽しそうに笑い、人ごみに混ざろうとした。





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