続・危険なアイツと同居生活





『あ、唯ちゃん?

同窓会のところごめんね』




いつもの蒼の柔らかい声がする。

この声を聞いただけで、胸が締め付けられるようにきゅんと鳴る。




「ううん、どうしたの?」




そう聞くと、




『ちょっとね……。

唯ちゃんって明日は……』




その蒼の声は




「ひゃっ!」




あたしの悲鳴で掻き消された。





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