続・危険なアイツと同居生活
だけど、ダイくんは酔っ払っていることすら気付いていない様子で。
「唯、俺は本気だから」
焦点の合わない目でそう言う。
「俺は唯の彼氏よりかっこいいよ?
それに俺は……」
「俺の彼女、離してくれない?」
ダイくんの声に被さって、あたしの大好きな声がした。
その声を聞いただけで安心する。
胸がどくどくと暴れだす。
あたしには彼しかいないよ。
でも……
でも、どうして彼がここに!?