続・危険なアイツと同居生活






家を飛び出し道路に出る。

そして、蒼に電話をかけようとした時……

見慣れた車が家の前に止まった。



赤いBMW。

優弥さんと同じ車だ。





嫌な予感がする。

ここはおとなしく引き返して……





だが、車から降りてきたのは蒼ではない。

珍しく控え目な黒いスーツに身を包んだ優弥さんだったのだ。






「あれ?唯ちゃん」




優弥さんはあたしを見て、驚いた顔をする。

あたしもぽかーんと優弥さんを見つめていた。




< 420 / 781 >

この作品をシェア

pagetop