続・危険なアイツと同居生活
「仕方ないよ。
紅ちゃんの好みが変なのは昔からだよ」
慎吾は笑っていたけど、
「お……俺はたーくんに負けたのか」
優弥さんは結構へこんでいる様子。
その横で、賢一は大笑いしていた。
蒼はぶたれた顔面を押さえながら呟く。
「ねーちゃん、優弥が遊びまくってるの知ってるし」
そんな蒼に、
「てめぇの告げ口のせいだろ!!」
さらなる雷が落ちた。
紅さんと優弥さんから攻撃される蒼、何だか可哀想だな。
だけど、蒼には全然効かない様子で。
「さっ!気を取り直してガンガン飛ぶぞぉ!!」
板を担いでリフトに向かっていた。