続・危険なアイツと同居生活
あぁ、俺、何やってんだろ。
本当はすごく嬉しいのに。
活動休止して長時間経っているのに、ファンだなんて言ってもらえて。
俺は夜の街を見上げた。
ネオンに輝く広告塔。
巨大なテレビからはCMが流れている。
だが、もはやどこにもFの姿はない。
Fは完全に忘れ去られたと思っていた。
だけど……
覚えていてくれる人がいる。
そして、見守ってくれる人がいる。
俺って本当に幸せ者だ。
そして……
俺の帰りを待ってくれる人もいる。