続・危険なアイツと同居生活
マンションの扉を開ける。
いい香りとともに、
「おかえり!」
俺を迎えてくれる、大好きな唯ちゃん。
リビングに入ると、美味しそうなロールキャベツが用意してあった。
「今日も大変だったね」
そう言ってくれる唯ちゃん。
そんな唯ちゃんが大好きだ。
思い返すこと八年前。
あの頃から多忙だった俺は、唯ちゃんに寂しい思いばかりさせていた。
それでも、唯ちゃんはいつも笑っていて。
俺の支えになっていたんだ。
「ごめんね、いつも寂しい思いをさせて」
そう言った俺の髪を優しく撫でてくれる唯ちゃん。
本当に大好き。
その手を絡め取り、唇を当てる。
ほんのりと洗剤の香りがした。
そして、あからさまに赤面する。
いつまでたっても変わらないその反応に、俺も狂わされる。