続・危険なアイツと同居生活
「最近忙しくしていて……」
そう言ってコーヒーを口に含む。
「Fのことか?」
その言葉に、コーヒーを吹き出しそうになった。
「き……北野さん!声が大きいです!
それに、僕にもプライベートがあるんですよ」
慌てて席を立ち、休憩所へ急ぐ。
はぁ……
何だか調子狂ってしまうよ。
相変わらず先輩や後輩は仲良くしてくれるものの、興味の目で見られている気がしてならない。
ここで少し身体を休め、午後からの打ち合わせに向けてプランを詰めようとした。