続・危険なアイツと同居生活
「F?碧?」
そう聞いて、人が周りに集まってくる。
幸いなことに、戸崎さんは酔いつぶれていて。
机に額を付けていて、顔が見えない。
「か……勘違いですよ!
酔っ払いの」
俺は野次馬に必死で言い訳する。
すると、
「だよねー。
碧がこんなみっともない男のはずがないよね」
人々は自分の席へと戻っていった。
……ふぅ。
一息つく俺。
そして、潰れている戸崎さんに掴みかかった。
「戸崎さん!
何してるんですか!?
後輩にこんなことさせて、恥ずかしくないのですか?」