続・危険なアイツと同居生活
その言葉に、
「え?」
首を傾げる俺。
確かにライブはする。
だけど、それは非公式だ。
俺たちの憂さ晴らし……だと思っていた。
そんなライブの情報が、どこから流れ出したのだろう。
「俺も知っています!」
食らいついてくる中山。
「本当ですよね?
……いつ、どこででしたっけ?」
こういう時だけ目を輝かせてくる。
そんな目の輝きに弱い俺。
「遊びで……来月の第三土曜、確かZeppで……」
「マジっすか!?」
「内緒ですよ。遊びなので……」
あくまで遊びということを強調する俺。
まさかね……
まさか、中山たちが来るはずがない。
そう思っていた。