続・危険なアイツと同居生活

★鬼との対談









俺はとうとうデスクに伏せていた。

久しぶりのオールは身体に来る。

しかもあの人たち、俺の家で大暴れして……

俺ももう若くないと実感する。






「戸崎、大丈夫か」




心配してくれる北野さんに、




「はい、何とか……」




重い身体を上げて返事をする。




「昨日悪友と飲んでからの、

家に来て二次会からの、

顔面ケーキからの、

最後はパイ投げです」



「顔面ケーキにパイ投げ……」




北野さんは俺を見て固まっていた。




「家がめちゃくちゃ……」




本当に悲惨だった。

マジで泣ける程。

朝まで二人で片付けをした。

……唯ちゃんに申し訳ない。





「戸崎さん、気の毒です」




後ろの席の後輩も心配してくれる。




「戸崎の友達、本当にすごいな……」




あきれる北野さん。

そして、時計を確認する俺。




「やばい……鬼が来ますよ!」




俺はそう言ってオフィスを飛び出していた。





やばい!

優弥が来る!!

優弥が来るだけでオフィスは大混乱だ。

みんな顔を真っ赤にして優弥を見るし、中山は泣くし!

俺の今日の課題は、いかにバレずして優弥を会議室まで連行するかだった。





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