続・危険なアイツと同居生活




鬼だけど、こうやってみんなを認めている。
そんな優弥さんだから、みんながついてくるのかもしれない。

優弥さんはやっぱり、素晴らしいリーダーだ。






「そして……」




優弥さんはあたしを見る。

一瞬どきりとする。



まさか……



まさか……






「今日は碧の彼女、唯ちゃんも来ている」




Lの四人が驚いたようにあたしを見るため、あたしは俯いた。

あぁ、あたしの紹介なんていらないよ。




「いつも碧を支えてくれている。

Fの第五のメンバーだ」





えぇぇぇ!?

あっ……あたしがFのメンバー!?

嬉しすぎる。

だけど、申し訳ないよ。

あたしは何もしていないし、ただ猛烈なファンなだけ。




「これからも碧をよろしくな」




優弥さんの言葉が優しくて。

少し泣きそうになっちゃったよ。





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