続・危険なアイツと同居生活





「戸崎さん、何のつもりですか?」




次の日、真っ先に中山が怒りに来た。

顔を真っ赤にして、頭から湯気が出ている。




「冷やかしですか?」




そんな中山を、まあまあとなだめる俺。

北野さんも困った顔をしていた。





「いやー、冷やかしたかったけど、面白かったよ。

まじで」




そう言った俺に、ますます怒る中山。




「ひどい!

あなたに勝てるはずなんてありませんよ!

それに、勝手に人のライブに来るなんて!」



「それは俺だって同じ。

羞恥プレイを見られると、精神的にこたえるんだよーだ!!」




俺はそう言っていちごミルクを飲む。

俺の言葉を聞いて、




「羞恥プレイ?」




北野さんが意味不明な顔で首を傾げていた。

碧が羞恥プレイなんて話、会社の人にはもちろん内緒だ。




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