続・危険なアイツと同居生活
ー蒼sideー
「大成功だったねぇ!」
控え室に入ってはしゃぐ俺たち。
あー、何だか楽しかったしスカッとしたよ。
おまけに中山たちまでいて。
心臓止まりそうだった。
慎吾と賢一は笑って頷く。
でも優弥は……
「やりすぎだ、てめぇ」
低く唸る。
「なーに?
ゆうちゃんもやりすぎだよ。
あの早弾きはないでしょ」
「それを言うなら、てめぇもザキワールド全開だった。
もしバレたらどうしてくれるんだ!」
いつものように喧嘩になる。
その喧嘩に慎吾と賢一も入り、
「サム、喋りすぎだろ!」
「あー!
イッチーの鼻眼鏡も最高だよ!」
慎吾は嬉しそうな顔をしている。
そんな俺たち。
相変わらず馬鹿な俺たちに、彼が話しかけた。