続・危険なアイツと同居生活
どうやら、中山の言うことは本当らしい。
キングはかなりの人気グループらしくて。
そんなキングのカズが、なんでクソみたいなふとももフェチに目を付けたのか分からない。
取り敢えず俺は出まかせを言っていた。
「俺、感動したよ。
キングとブッキング出来るなんて!」
「だろ?」
なおも得意げなカズ。
俺、何してんだか。
色々バレた時に困るのは俺なのに。
「ザキにもサインやろうか?」
「本当?嬉しい!」
俺はそう言って、ボールペンとノートを取り出し、サインをもらっておいた。
あー、本当に俺はお人好しだ。
人の好意を断ることは出来ない。
やっぱり究極のドMだ。