続・危険なアイツと同居生活
「どうだったんですか?
カズとの飲み」
休憩所で、中山が興味深々で聞いてくる。
あれから、もちろんカズからの連絡はない。
そして、俺の心に残るのは後悔ばかり。
北野さんの言うとおり、断っておけばよかった。
どれだけ本気で言っても、俺が碧だと分かったら、それは全て戯言になる。
きっとカズは馬鹿にされた気分だろう。
そんなカズの気持ちもよく分かるから、心が悲鳴を上げる。
謝りたい。
でも、謝ったら、戯言を肯定するようで。
俺はどうしたらいいのだろうか。