続・危険なアイツと同居生活
ーカズsideー
俺たちが会場入りした時には、すでにFのライブが始まっていた。
その音を聞いて、マジで寒気がした。
ふとももフェチ。
あれは完全な遊びだということを再認識する。
本気のFは、洗練されていて、力強くて、そして魂を掴まれる。
すげぇ。
どうしたらこんな演奏が出来るのか。
あいつら、どうなってんだよ。
ステージの隙間から覗くと、Fの四人が見える。
悪ふざけをして踊っていた奴ら。
リハーサルでは、鼻の穴にスティックを突っ込んだりした奴ら。
そんな奴らは……
マジでかっこよかった。