続・危険なアイツと同居生活
「それにしても、F、ますます進化していますね。
大人になって、味が出たというか」
「でも相変わらず戸崎さんはかっこよかった!!」
「ふとももフェチは何だったのでしょうか」
Fについて議論を始める後輩。
面と向かってFのことを言われるのはやっぱり恥ずかしくて。
俺はビールを一気に飲み干していた。
「うわっ!
戸崎さん、やめてくださいよ?
ゲボリーマンは」
中山が露骨に嫌な顔をする。
俺は大丈夫と言って、中山の肩に腕を回した。
大丈夫といっても、頭がくらくらする。
いつまでたってもアルコールには慣れないようだ。