自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



冬の始まりで寒いってゆうのに気分下がる。


隣に諒哉がいるだけで、少しは暖かくなるのに………。


「銀くんからお返事来ないよ。蘭子ちゃん」

「大丈夫。あたしもありすと一緒。諒哉からシカトされてる」

「うーん………嫌われちゃったのかな?」

「それ以外で考えたい」


そもそも、あたしこのままでいいの?


黙ってるだけじゃ諒哉のためになれない。


少しは動かなきゃ。


行動に移さないとダメだ。



「ありす。あたし少し行動してみる」

「行動?何かするの?」

「うん。……諒哉んち行く」

「ええっ!?り、諒哉くんち行っちゃうの?場所分かるの?」

「大丈夫。一回行ったことあるし。地元にも行ったことあるから」


でも、ちゃんと諒哉に言われた約束は守る。


夜に行動しちゃダメなんでしょ?


一人にはなっちゃうけど、午前中の今行けば外は明るいし人も多い。


だからいいじゃん。


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