自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



ぱちっと目が開いた。


薄暗い部屋に男3人で雑魚寝してる。


ここ銀んちじゃん。


ゆっくり起き上がると、少しだけズキズキと痛むあばら。


「いった~……」


スマホの電源を付ければ25日の午前4時。


大地と2ケツしてからの記憶ねぇ………。


そいえば、結局24日蘭子に彼氏らしいこと何もしてねぇや。


ケンカして終わりかよ………。



「んっ……あ……あ``っ!!諒哉~!!生きてる!?大丈夫かよ~!?」

「っ……朝からうるせーよ大地……。あ、諒哉……。生きてる!」

「お前らふざけんな!普通に元気だっつーの!」


何をそんな唖然とした顔で俺を見る。


あばら痛いって言ってるだけで大袈裟な……。


「俺のバイクで寝るしよ~。そっから1回も起きないんだぜ?」

「さすがに心配するぞ」

「マジか……。ってかさ………今から蘭子んとこ行くから、どっちかバイク貸して!!」

「アホか、お前。まず病院行け」


呆れた銀からくらうチョップ。


蘭子~!!


< 137 / 324 >

この作品をシェア

pagetop