自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
ぱちっと目が開いた。
薄暗い部屋に男3人で雑魚寝してる。
ここ銀んちじゃん。
ゆっくり起き上がると、少しだけズキズキと痛むあばら。
「いった~……」
スマホの電源を付ければ25日の午前4時。
大地と2ケツしてからの記憶ねぇ………。
そいえば、結局24日蘭子に彼氏らしいこと何もしてねぇや。
ケンカして終わりかよ………。
「んっ……あ……あ``っ!!諒哉~!!生きてる!?大丈夫かよ~!?」
「っ……朝からうるせーよ大地……。あ、諒哉……。生きてる!」
「お前らふざけんな!普通に元気だっつーの!」
何をそんな唖然とした顔で俺を見る。
あばら痛いって言ってるだけで大袈裟な……。
「俺のバイクで寝るしよ~。そっから1回も起きないんだぜ?」
「さすがに心配するぞ」
「マジか……。ってかさ………今から蘭子んとこ行くから、どっちかバイク貸して!!」
「アホか、お前。まず病院行け」
呆れた銀からくらうチョップ。
蘭子~!!