自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
もしかしたら、俺って軽そうに見えてる?
本気っぽさ出したら蘭子ちゃんも振り向いてくれる!?
また数日して、俺は直接蘭子ちゃんの教室まで行った。
スマホいじってる横顔もかわいい!!
「蘭子ちゃん!話したいことあるから、出て来て~」
そう言うと、かなーりめんどくさそうな顔して俺の前に立った。
こんな近くで顔見れるとか幸せ~!
「何?手短に終わらせて」
「いや……ここじゃなくて、屋上行かね?」
「めんどくさい。知らない。行かない」
「うっ……来い!とにかく来いー!」
ちょっと強引だけど、蘭子ちゃんの細い手首を掴んで屋上までダッシュ!!
女の子の憧れるシチュエーションで言ったら、絶対惚れてくれるだろ?
ほんとは夕日をバックにしたかったけど、快晴の真っ昼間。
まぁ……うん、こんなもんか。
「えーっと……蘭子ちゃんに大切な話があります!」
「はい」
無表情!!