自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
家に着いたのは夕方で、蘭子の後ろをチョロチョロする亜夕。
蘭子は冷蔵庫開けたりして忙しそう。
何も出来ない俺も亜夕と一緒に蘭子の後ろをチョロチョロ。
「亜夕はともかく諒哉ジャマ」
「ひどーい!ねぇ、何悩んでんの?」
「晩ご飯どうしよっかなって。亜夕なんか食べたいのある?」
「オムライスー♪」
「オムライスか……。あー、うん。なんとか作れそう」
一日帰って来ないらしい真夕美さん達。
つーことは、俺も蘭子の手作り料理食えるってこと!?
ラッキー♪
「らんちゃん!らんちゃん!」
「どうしたの?亜夕」
「亜夕お腹空いたー!オムライス早く食べたいな~」
「作るから待っててね。諒哉、遊んであげてて?」
「はぁーい」
亜夕を抱っこして、リビングでおもちゃを広げる。
今のおもちゃ種類有りすぎだろ。
「りょーやー。家族ごっこしよ?」
「いいよ。俺、なんの役?」
「亜夕の弟!で、らんちゃんはママね!」
3歳の女の子に完全に下に見られてるっ!!
子供って正直で怖いな。