自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



30分くらい一人でテレビ観て時間潰してると、風呂場から漏れて聞こえる笑い声。


お、上がったっぽい。


「りょーや!えへへっ♪」

「亜夕あったかーい!蘭子もポカポカ?」

「抱きつきませんから」

「あ……てか、蘭子……すっぴん?」

「うっせ!見るなバカ諒哉!」


俺のブカブカのTシャツとジャージを着た蘭子から蹴りくらう。


怒ることないのに。


だって、化粧してるんじゃないかって思うほど肌は白くてキレイだし………


濃いアイメイクが無くても、ぱっちりした目に長い睫毛、ピンクの唇。



すっぴんめちゃくちゃ可愛い………。



「だから……そんな見ないで。諒哉嫌い」

「真面目に可愛いなって思って。すっぴんで良くね?」

「良くない。アンタも早く風呂入って来れば?」

「入って来るから怒んないで!!」


すっぴん見慣れないから、無性にドキドキすんな……。


夜も一緒にいるんだろ?


俺、色々とヤバイよ!!


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