自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
朝ご飯を食べてからは、お昼まで三人でダラダラ。
亜夕になつかれてないって気にしてたけど、諒哉にべったりじゃん。
よかったよかった。
─────ガチャ。
玄関の鍵が開く音がして、諒哉の膝にいた亜夕が走ってった。
もしかして帰って来た?
「ママ~!!おかえりー!」
「ただいま!亜夕!良い子にしてたか~?」
「真夕美さん、おかえりなさい!」
「諒哉!ありがとな!助かった!……隣の子は彼女!?」
諒哉は照れくさそうに頷いた。
「初めまして。あの……勝手にごめんなさい…」
「いやいや!諒哉が助けてーって呼んだんだろ?協力してくれてありがとー!」
「らんちゃん、ありがとう!」
あたしの頭をわしゃわしゃ撫でる真夕美さんと、ぎゅーっと抱きつく亜夕。
真夕美さんってやっぱキレイ………。
諒哉が惚れてた理由分かる気がするかも。
「亜夕も真夕美さんも、俺の蘭子取らないで!」
「男の嫉妬は見苦しいぞっ♪仲良くなっ」
「これ以上にないくらい俺らは仲良しですからね~!」
あたしの肩に手を回した。
恥ずかしいし!
………でも、嬉しい。