自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
外側の水は一通り拭いて、改めて蘭子と家に入った。
このままじゃマジで風邪引く。
「蘭子、着替えとか全部貸すからシャワー入って来い」
「え……諒哉は?」
「なになに~蘭子は俺と一緒に入りたいんですか~?」
「だって、あたしが先に入ってたら諒哉が風邪引く……」
「俺は大丈夫!ほら、入った入った!」
風呂場まで背中を押す。
今日の蘭子………なんかグイグイじゃね!?
え、ほんとに蘭子だよね?
金髪のキレイなストレートヘアに、パッチリした目、仕草、行動………
蘭子だ。
「コンビニ行くけど、なんか必要なモノある?」
「外雨だよ?」
「家には傘あるから雨とか関係ねぇよっ」
「じゃあ………化粧落とし買って来て?あと、チョコレート」
「りょーかい。着替えとか置いとくな」
「うん」
こんな雨の中コンビニなんて行きたくない。
だけど、コンビニとか……とにかくどこでも良いから逃げないとヤバイ。
具体的に理性が。