自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
家に帰ってから急いでコンビニの袋から、箱を取り出して部屋の引き出しに隠した。
証拠隠滅!!
化粧落としとチョコレートの入った袋をぶら下げて1階に降りる。
あ、ちょーどシャワーの音止まった。
「………諒哉。上がった。それから、おかえり」
「ただいま~!スエットぶかぶかだけど大丈夫?」
「いつものこと。チョコは?」
「はい!ご注文の化粧落としとチョコ」
「ありがと」
ふわっと笑ったとこから見て、化粧落としはコレで正解。
ミルクチョコもすぐに開いておいしそうにかじった。
「諒哉も一口食べる?」
「あーん」
「おいしい?」
「蘭子が作ってくれるクッキーのが、何百倍にうまい」
照れた感じで顔を逸らした。
可愛いな~もう!!
交代で今度は俺がシャワーに入る番。
はぁ~………この欲求どこにぶつけたらいい?
シャワー入ったら治まる?
とりあえず、スッキリさせよう。
雨に濡れたのぜーんぶキレイに洗い流せば、変な欲求もどっかに飛んでくだろ!
うん、そう思うようにしよう。