自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



覆い被さる時の色のある笑顔にドキッとした……。


ヤバイ………諒哉カッコイイ……。


優しくあたしの金髪を撫でる指に、服を脱がす指に緊張感が増す。


今更、怖じ気付いてきた………。



「ちょっ……ストップ…」

「やっぱ嫌か?それなら、今すぐやめるけど……」

「違う……。諒哉は怖くないのに……優しいのに手、震える」

「……じゃあ、俺の手握っとけ!怖くなったら力入れろ。おっけー?」


優しく笑って指を絡める諒哉に小さく頷く。


好きだな………って実感が湧くと同時に緊張感も増してドキドキうるさい。



首に感じたチクッとした甘い痛み。


それが何回も。


「……うっ…ヤダ…」


冷静になれないあたしは小さく声を出すので精一杯。


そんなあたしのことを余裕なさそうに見詰めてくる諒哉にもっと、恥ずかしくなる。



微かに震えるあたしの手を握り、額と額がコツンと重なった。


「ヤバイ……俺ほんとに余裕ないや…。カッコ悪い…」

「あたしだって余裕ないって……。は、初めてだし」

「初めてか!そっか……」


あたしを安心させるように頬を指でなぞった。


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