自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
だけど、付き合うことによってあたしの生活が180度変わった。
一匹狼で誰とも付き合わないあたしに、派手なグループの女子達がくっつくようになった。
……正直、無理。
付き合ってらんない。
香水臭くて息詰まる。
来られても当たり障りなくなる軽くあしらった。
「よっ、ラン」
「ショウ……。またケンカしたの?」
「絡まれたから受けてたった。そしたら、俺が勝っちゃったわけだ♪」
「アンタは本当にケンカ好きね」
「そんなこと言わないで手当てしてくれよ~」
なんとなく保健室で手当てしてやって、それの繰り返し。
一番最悪なパターンは自分からケンカ吹っ掛けてケンカして来た時。
イライラしてて機嫌悪くて最悪だった。
手繋いで隣にいれば少し大人しくなるけど。
「やっぱさぁ~……俺の彼女出来んのランしかいねぇよ。ずっといてくれよな」
「……うん」
薄々気付いた。
そろそろ終わるなって。