自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
ここ最近ずっと、音瀬が来てありすに勉強を教えてる。
あたしもたまにありすと一緒に教えてもらったり。
分かりやすい。
「銀たん!人の女に手出さないで!」
「出してねぇよ。勉強してるだけだ。彼氏が頼りになんないからって」
「いいし!俺は蘭子に教えてもらうからいいんですぅー」
諒哉が音瀬に着いて来たら、うるさくなって勉強どころじゃない。
一緒に教えてもらえばいいのに。
「蘭子。今日俺んち来る?」
「今日?どうして?」
「勉強会しよーぜっ♪」
「その顔は絶対に勉強する気ないでしょ。遊ぶ気じゃん」
「するからー!勉強するから俺んち来てー!」
仕方なく頷いた。
勉強会か〜。
あたし教えられるだけの知識ある?
不安だけど………ま、教えられる範囲で頑張ろう。
「楽しみだな!放課後!」
「そうだね」
諒哉可愛いな。