自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



テスト当日、シャーペンをくるくる回しながら必死で答えを考える。


わっかんねぇーよっ!!


手応えビミョー………。



「あ〜……もう俺のテスト結果、絶望的なんだけど」

「俺があんだけ教えたんだから、少しは自信持てよ」

「蘭子に嫌われるとかマジで勘弁。うわ……ツライ」

「考え過ぎだろ。ま、いつも通りテキトーに笑っとけよ」


こんな時まで、ヘラヘラ笑ってられるほど余裕ねぇよ!?


半分取れてるかなー?


早くテスト結果配られねぇか?


ヤバイ!


緊張してきた!


「諒哉落ち着きなさ過ぎだ」

「ソワソワしねぇ!?テスト結果が、こんなに楽しみなの初めてだわ!」

「最悪な結果じゃなきゃいいな」

「銀たん意地悪!手震えるほど緊張するんですけど…」


ケンカする時も、こんなに手震えてないのにな。


つーか、俺すげー真面目な性格になってねぇか!?


ヤバイな、これ。



「もう金髪やめちゃえば?」

「やめない!俺のトレードマーク!」


中学生からやってる金髪やめられるわけない!


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