自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



俺が30位ってことは、ほぼ学年のヤツらに知れ渡った。


廊下に張り出された優秀成績者に校内トップの名前があるんだもん。


「いや〜やっぱ俺すげーよ。校内トップだし、頭も良い!おまけにケンカも負けねぇ!」

「そろそろ飽きた。諒哉の自画自賛ネタ。もういいわ」

「銀たーんっ。俺が頭良くなったから嫉妬か、コラ♪」

「30位も離れてたら眼中にないから別にどうでもいい」

「容赦ねぇな、おい」


いつものツーンとした冷たい表情で銀たんは、ありすちゃんの教室に行った。



俺も蘭子に会いたいな。


銀の後ろを追い掛けるように同じ教室に入った。


「やぁ、蘭子♪校内トップのエリートヤンキー桜井諒哉が会いに来たぜっ!」

「ねぇ。自画自賛ネタ飽きたからもううざい」


蘭子にも言われたーっ!!


傷付く!!


「まぁ、でも?蘭子の言葉がキッカケで勉強頑張れたから」

「あたし?なんか言ったっけ?」

「テスト結果悪かったらエッチしないって…うぐっ」

「もうそれ以上は言わんでいい…!」


ぐっと手で口を塞がれた。


照れちゃって可愛いー♪


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