自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
今、現時点悩んでるだけじゃダメだ。
動かなきゃ何も始まんねぇじゃん?
「子供ほしいんだな?それなら、まずは……ありすちゃんの親に会って来いよ」
「確実に俺の首飛ぶよな。アイツ3人兄弟の末っ子で女一人だぜ?可愛がられて育った子に子供出来たなんて……」
「ほんとに大事なんだろ?だったら首飛ぶ気で行け」
「……はぁー……なんて謝ろう…」
俺も一緒に悩んでみたところで突破口が見付かるわけじゃないし……。
まだ銀が18じゃないから籍入れるのも無理。
それに、何より俺らはまだ世間知らずの“高校生”。
「近いうちに、ありすちゃんとこ行って来いよ。殴られる覚悟ぐらい銀なら出来てるだろ?」
「あぁ。俺が幸せにしてやらねぇと」
「出来ることなら、俺らも協力すっから頼れ!」
「サンキュー。大地にも後で話す。だなら秘密で頼むな」
「分かってる」
今、俺に出来ること。
ありすちゃんと銀に協力してやりたい。
俺も求人誌チエックするか。