自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー



遅くまでバイトをしてるせいか、必然的に睡眠時間が削られる。


だから俺の睡眠時間は家より学校。


よく三人で溜まってた空き教室の机に突っ伏して眠る。


今日も4時半からバイトだから、学校終わってすぐ行かなきゃないハードスケジュール。


んあ゛〜!!眠たい!!



「……諒哉…起きて」

「ん〜……まだ無理…」

「昼休み。勉強してなくとも、昼ご飯ぐらい食べなさいよ」


決まって昼ご飯を持って起こしに来てくれるのは蘭子。


バイトして不規則になってからは、蘭子が弁当作って来てくれる。


蘭子だってバイトしてて疲れてるのに、優しいってか……マジ神様。


「寝起きだけど食べれる?食べないとダメだけど」

「食える〜!蘭子が作ったモノなら毒でも丸のみ出来るよ」

「はいはい。今日もバイトでしょ?」

「おう、バイト。忙しいのに毎日、弁当ありがとな」

「別に。諒哉よりシフト入れてないし大丈夫」


蘭子は週に3日、俺は週に6日シフトを入れてる。


休みは木曜日だけ。


疲れるけど、蘭子の手作り弁当食ったら元気出る〜!!


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