自由人女子に一目惚れした天真爛漫ヤンキー
3時50分、学校終了。
それから4時半までにバイト先に着くように走る!
遅刻は勘弁!
「よっしゃ!!ギリギリセーフ…!」
4時27分にタイムカードを押した。
走って疲弊した体を奮い立たせて、欠伸をかまして着替える。
頑張んなきゃな。
「お、諒哉」
「銀たーん。相変わらず早いね〜」
「午後から働いてるからな。諒哉さ、シフト減らしたらどうだ?」
「なんで?」
「俺と同じだけシフト入ってるから。学生やってるんだから減らせよ。俺は大丈夫だから」
困ったように笑って店の中に戻ってく。
逆に俺がこれだけシフト入れてたら、銀にとって重たいのか?
アイツけっこう責任感じるヤツだし……。
着替えを済ませて、金髪をセットしてると今度は瞬さんが来た。
「おはようございまーす、瞬さん」
「おはよ、諒哉」
どうしよう……
瞬さんにシフトのこと相談してみるかな……。
悩みどころ。